こんにちは、武蔵小金井ハル犬猫病院の鬼木です。
今年、犬アトピー性皮膚炎の新薬(第4世代の減感作療法薬)が販売されるようになりました。先日はお休みをいただき、そのお薬のセミナーに参加してきました。
このお薬は、犬アトピー性皮膚炎のみに効果があり、他の疾患(膿皮症や食物アレルギー)には効きません。さらに、犬アトピー性皮膚炎のなかでも、特定のタンパク抗原にアレルギー反応をもつ一部の患者さんのみが治療対象となるお薬です。
アトピーは、ほぼ一生つきあっていかなければならない病気ですが、この「減感作療法」は犬アトピー性皮膚炎を根治(完治)できる可能性があるとされる、唯一の治療法です。
今回使用出来るようになったお薬は、従来から問題視されていたアレルギー反応も起こりにくくなっています。
犬アトピー性皮膚炎でお困りの飼い主様は、ぜひ一度ご相談ください。